Episode_1

スリランカ

山岳地方の斜面一帯にどこまでも広がる
美しい茶畑の光景。
そこで出会った人々と、そこでの体験、そこで過ごした景色。
そして、その茶葉で淹れた美味しいミルクティーへの憧れ。
そこで過ごした景色。
一杯のお茶を味わうひとときによって私たちの世界は
もっと豊かに広がっていくことを教えてくれた
スリランカへの旅から、CHAVATYのストーリーは
始まりました。
スリランカ

茶葉との出会い

コロンボから車で約5時間、標高1200m以上の山岳地帯にあるそのウバ農園は
斜面一帯に剪定された低木が、まるで深緑の絨毯を敷き詰めたかのように広がり、
働く女性たちの色鮮やかな衣が点在し映える様子が、とても印象的な場所でした。
”一芯二葉”新芽と第二葉までの若葉の一葉一葉が彼女たちの手によって丁寧に摘まれ、背負った籠を一杯にしていきます。
生葉はその日のうちに製茶工場へ運ばれ、一連の工程を経て、私たちの元へ届く「お茶」へと姿を変え、一杯のお茶へと繋がっていくのです。
「一葉一葉を大切に、一杯一杯丁寧に淹れたお茶を提供する」
それは、あの美しい光景と、そこで働く人々の姿に魅せられて生まれた私たちの合い言葉です。
スリランカ

忘れられない思い出

産地を巡る旅は、セイロンティーの多彩な味と香りに魅了され、ティータイムを存分に楽しみ、
その心地よい時間を堪能する旅となりました。
農園での出迎えに、もてなしとして用意されたミルクティーは
中でも格別に美味しいもので、忘れられない味の思い出です。
紅茶文化が根付いたスリランカでは、街中に専門店が数多くあり、
ティーメニューは豊富で、優しい香りに癒される、日常的で気軽な憩いの場となっています。
日本にもあったらいいな、と憧れを感じる光景でした。
それから一年後の2018年は、日本に空前のお茶ブームが訪れた年となりました。
私たちはこの年、日本から世界に発信するためのティーブランドを立ち上げました。
あの日、見渡す限りの茶畑を前に味わったミルクティーの、
香りよく優しく、温かな時間に思いを馳せながら、
「本物志向」にこだわり、シンプルに丁寧につくり上げていくことを信念としています。
旅の思い出は、私たちの思想を支えるひとつの原点となりました。